供養について少し詳細を書きます。

供養とは(お墓の大問題 小学館新書 参考)
サンスクリット語の「プージャナー」を訳した仏教用語である。
仏・法・僧の三宝をはじめ、父母・師・長老・死者などに対して供物を供給してそれを資養(心を養うこと)する行為とあります。

仏教以前の古代インドでは、天に昇った死者たちは供えられた食料が奪われると天から落ちてしまう危険にさらされると言う考え方があり、供物が神々や死者を養うと言う思想が存在していた。日本でも古くから神や死者に食糧を供給する文化があり、これらの習俗が土台となり仏教思想と混じって供養文化が形成されたとあります。

日本人は本来、物を大切に使ったり役目を終えた物に感謝する気持ちがあるのは、この供養の気持ちにも関係するのかもしれませんね。

現代でも、日本人の心には「感謝」の気持ちは続いているのは間違いありませんが、おそらく昔と現在では様々な生活環境が違ってきている事が影響してお葬式そのものも簡略化しているのだと考えます。

家族構成が一昔前と比較しても全くちがいますよね。私の両親でさえ兄弟や姉妹をあわせて5人以上いると言うのは当たり前で家族が近くに住んで生まれ育った地で生活していましたが、現在は社会生活環境が大きく変わり「少子高齢化」と言われるくらい両親2人に対して生まれてくる子供の数が平均1.42人となっており人口減少して高齢者が増えています。
子供達の多くは仕事を求め生まれた土地を離れます。兄弟がいても遠く離れた場所で生活しているのも当たり前です。

お葬式の日には、バラバラに生活していた親族が集まり(昔と比べて少人数)ますが、「仕事があるので早く戻らないといけない等」、様々な理由で、1日で執り行う「1日葬」が多くなってきております。

やはり、生活環境の変化に添った形に変化しています。ですので「供養」についても無理をしない様に、感謝の気持ちを込め現在のスタイルにあったやり方を考えていくのもよいでしょうね。

お盆に家族が集まると言うのは本当にいいことです。今年のお盆は何か企画されてみては如何ですか。
一度思い切って企画すると、来年も楽しみになってくると思います。

次回はお盆についてです。

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