2018/06/18
友人の勤務しているサービス付き高齢者住宅（以下サ高住）が来月の７月末日で閉鎖する事になったと連絡が入りました。閉鎖理由は、入居率が悪く赤字が続いており、引き受け先もなかったので閉鎖となったようです。
サ高住は、助成金もあり一斉にあちこちと建設されましたが、入居には少しハードルがあります。そのハードルは毎月の支払金額です。月々の家賃・サービス料金・食事費用・介護費用負担分・介護に係る消耗品等々で毎月２０万円は超えるのではないでしょうか。収入がある一定以上見込める方でないと厳しいかもしれませんね。
職員はグループ内の別の施設へ移る事になるそうですが、何よりも入居されていた方が心配ですね。
高齢になってからコロコロと引っ越しをすると様々な影響があり、場合によっては認知症になってしまったり、症状が更に悪化する事もあるからです。
公営の特別養護老人ホーム等であれば、倒産の確率やよほどの事がないと考えられませんが、民間施設は採算が大きな問題になりますので、選択するのが本当に難しいですね。
一つの目途として、１つの施設で満室するのに早くて２年、通常であれば３年近くかかると思います。ですので、新規オープンしてすぐだとわかりませんが、２年近く経過して空室が半分前後だと厳しいでしょうね。あくまでも目安です。
最期のお住まいになると思いますので、入居にはご家族ともしっかりと相談して決めて下さいね。
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