永代供養に決めた理由。

「墓じまい」と言う言葉を見かける事も多くなってきているのではないでしょうか。お墓を守る人がいないとか、子供達に負担を掛けたくないので自分の代で墓を処分すると言う事ですね。墓を処分した後に「永代供養」にする方も多い様です。

しかし永代供養に決めた理由には数タイプあるとの事ですのでご紹介します。(NPO終の棲家なき遺骨を救う会)
1、疎遠だった血縁者のケース
 あまりやりとりの無かった親子、顔を合わせることの少なかった兄弟姉妹、おじやおばなどほとんど連絡をとっていな
 かった所へ突然「危篤です。亡くなられました。引き取ってほしい」と連絡が入ってくるケースですね。

2、家族・親族内の複雑な事情のケース
 家族、親族の内情は外からは分からない。一度もつれた関係は人生最後の墓の問題に直面したからとしても修復できる物
 物ではない。

3、金銭的な理由のケース
  
平成期に経済格差が広がった。お葬式に掛ける費用もそうだがギリギリの生活の中では、それまで「そういうものだ」と
 出費していた費用(余剰金がない)が削られていく。お墓もお葬式同様に予算を削られているのが現状である。

4、迷惑をかけたくないケース
 
最近の終活ブーム全体の流れでもありますが「子供達・周りの人たちに迷惑を掛けたくない」という考えで、お葬式の場
 合ではなるべくシンプルで告別式をしない「直葬・火葬式」につながっています。その考えがそのまま「永代供養」につ
 ながっているのだと思います。

5、お寺とのトラブルのケース
 
このお寺とのトラブルのケースが一番多いと言う事です。トラブルになる理由はあからさまに「お金」が絡む内容との事
 です。お寺側の言い分もあると思うがそれを含めて寺ともめると多額な費用を請求され更に揉めてしまうとパターンであ
 るようです。

6、その他のケース
 
様々な理由はあるが、お墓のある所在地が分からないと言うケース

7、特殊事例
 ご主人と一緒のお墓にははいりたくない。物置にしまわれていた(理由は不明)等々・・・

上記が永代供養を選択される理由になりますが、我々葬儀会社もどんなお葬式にするか打ち合わせした時に、各ご家庭の事情を伺いますのでとても納得します。

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