あるご住職からのおはなし。

寺院には税金がかからないので昔から「坊主まるもうけ」という言葉があるくらい一般の方から見れば、ご住職はたいそう儲かっているように思われています。
実際のところは、寺によってかなりの「差」があるようです。原因の一つは檀家離れにあるという事です。
お葬式のお見積りの時に、お寺様はどうされますか?と尋ねるとほとんどの方が「紹介してもらえますか」と言われますので本当に檀家になられている方は少ないんだなと感じます。

私の知り合いのお寺様も、もともとはお勤めされていたが定年を迎え僧侶になられたと聞いています。その方は現役時代には公務員で退職金も十分にあったので、僧侶になり収入が激減してもそれほど大打撃にはなりませんが若くしてお寺を継いだ方は大変な苦労をされているようです。

墓地も檀家もいない場合はお寺の収入は0円ですので、アルバイトをしながら生計をたてているそうです。
読経のアルバイトならまだしも、それすらない場合は全く関係のない作業員のバイトや葬儀の設営スタッフなどをされているとお聞きしました。仕事の少ないご住職といえどもいざ仕事が入った時に自由がきくアルバイトでないと本業に差支えますので、できるアルバイトも限られるという事です。

しかも、僧侶の世界は独特で「嫉妬が強く、変化を嫌い出る杭を打つ」という事を聞きぞっとしましたね。
そして、お寺を持たない「マンション坊主」というものがあります。私もはじめはピンとこなかったですが、お寺を持っていない僧侶もたくさんいらっしゃいます。勝手にお寺を作る事が出来ない事と住職の世襲制が定着しているからです。

大昔は僧侶は結婚できませんでしたので、弟子などやる気のある方が寺を継いでいましたが、明治時代以降は僧侶の結婚が認められていますので世襲傾向が強いという事です。

マンション坊主になると、定期的に葬儀社などから仕事をもらう方が多く、雇い主と雇われ人の関係になっている。

いずれにしても、お寺の世界が大きく変わらないと、現状の先には明るい未来がないように感じますね。
儲けているといわれているお寺様ほど、チャレンジャーでオープンで常日頃から、近所の方達との距離が近いように見えます。葬儀会社も変化にしっかりと対応していかないといけません。

皆様、是非よいアイデアがあればい気軽にお聞かせください。

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