2019/02/06
知り合いによく「お葬式は儲かるんでしょ」と言われます。実は私もお葬式会社を実際に営むまでお葬式業界は儲かる業界だと思っていました。実際昔（20くらい前）は儲けの大きな業界だったと税理士からも聞いております。
昔（儲かった時期）は、1年に5件もお葬式の仕事だけで、贅沢しなければ十分に生活はできたようです。
バブルがはじけてしばらくは、お葬式の金額もそこそこ（250万円～300万円）あったと言っておられましたね。
しかし、バブルがはじけて不景気になるとたちまち、お葬式費用に使う予算が激減したうえに、インターネットの台頭によりお葬式費用を定額化する企業も出てきました。有名なのがイオンのお葬式ですよね。
今までは、お葬式が終わるまでいくら請求が来るかわからなかったものが、事前相談などである程度お葬式費用がわかるようになりました。
お葬式の規模も小さくなってきた事もありさらにお葬式費用が下がり始めました。
あと、男女の平均寿命が延びた事は良い事ですが、介護にお世話になる期間も延びたので介護にかかる費用が大幅に増えてしまいお葬式のために出費できる金額がされに小さくなってきたという事です。この傾向は今後も続くと思われ競争も激化しているという事です。
このような事により、1件のお葬式で大きな利益を得る事は難しくなってきています。葬儀業界も薄利多売の傾向になってきていますが、多売（たくさん仕事をする）できない（営業力が乏しい）会社は倒産するしかありません。
当社は、葬儀業界が厳しい時代に入ってから参入しましたので今の状況が当たり前になっています。
なるべく固定経費を抑えるように、自前の式場や正社員を雇用したりしていません。
それでもきつい（利益が出ない）時がありますので、今の葬儀業界は「儲かる」とは言えない時代だと思いますね。
それでも、お葬式費用でお困りの方がたくさんおられますので、当社でできる事がありましたら今後も工夫しながら続けていこうと考えております。
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