2019/04/04
「自前葬」のすすめ方を書いている書籍を読みました。
自前葬と言うのは、言葉通り葬儀会社へ依頼しないで自分達（親族が中心になって）で手作りのお葬式をやる事です。
またお葬式を自分達だけで執り行う事は法律上も全く問題ございません。
お葬式を執り行うのに最低限必要な「お棺・骨壺」はインターネットで購入する事が出来ます。その他細々とした道具関係のほとんども購入できると思います。但し価格は少し高めですね。
その他お葬式のすすめ方が詳しく書籍には記載されておりましたが私は少し疑問？に感じました。
一番最初にしなくてはいけない事は、故人様が傷まないようにご安置する事です。病院などでお亡くなりになった場合は、数時間以内に「死亡退院」しなくてはいけません。故人様から体液が流出しないように丁寧に扱わなくてはいけません。
一人では難しいので数名の方が必要となります。
その後、ご自宅でご安置となりますが、故人様が傷まないようにドライアイスなどで冷やさなければいきません。
ドライアイスは直接皮膚に直接接触さしてはいけませんし、ドライアイスを充てる場所もあります。
故人様の「目が少し開いたままになっている」「口が開いたままになっている」場合は対処できるでしょうか？
夏場などは気温も高いのでドライアイスの量や交換タイミングも冬場とは違いますね。
死因によっても対処法が違います。
その前にそもそも、ご身内が亡くなったという状況で適切に行動できるものか・・・・？と思いますね。
何とか、故人様をご安置できたとしてもそこから準備をしなければいけない事がたくさんあります。
火葬場へ火葬予約を取ることもご家族様でできますが、火葬場への到着時間も各火葬場で決まりがあり、予約時間の前後10分くらいであれば受け付けてくれるところもあれば、火葬予約時間前は一切受け付けてくれないところもあります。
お葬式会社に勤めていても、お葬式の段取りすべてを出来ない方もたくさんいらっしゃいます。
お葬式会社に任せないで、自分達だけでどうしてもお葬式を執り行いたいというのではなく、「予算の関係」でと言う理由であれば、思い切ってお葬式会社へ相談してみては如何でしょうか？
自前葬は確かに、代金だけを比べれば安く済むかもしれませんが、スムーズに対応できなければ精神的にも身体的にもキツイ事になる可能性が高くなると思います。
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