2019/04/15
今月4月1日から「働き方改革」が大企業から実施されております。中小企業は準備期間が1年間あり来年の4月からの実施となると思います。
この働き方改革と言うのは、今まで残業代を支払えば青天井で残業が出来ていましたが制限を設けるというものです。
例えば残業は月に45時間 最大でも100時間未満 年に360時間未満 2～6か月平均は80時間 （間違っていたらすみません）と制限されるわけです。これに違反した企業は6か月以下の懲役または30万円以下の罰則があります。
この改革を進めるに当たり改善しやすい業界と難しい業界がありますが、今回はどの業界もこの働き方改革が適用されます。
葬儀業界はこの改革を適用するのに大変苦労するのではないかと思います。葬儀業界は24時間365日稼働している業界です。
しかも、ITやAIによって業務を効率化しにくい業界です。
お亡くなりになると、ご葬家様より葬儀会社へ電話がかかってきて、簡単な打ち合わせの後故人様をお迎えにいきご安置場所で枕飾りを準備したりしなければいけません。ご身内の方の精神状態も考慮しながら接しないといけません。
お葬式の打ち合わせ中に、ご親族様の中で喧嘩になることもあります。このような対応は当面人間にしかできませんし24時間365日いつあるかわかりません。
このような業界にも、同じ内容の働き方改革が当てはまるのか疑問ですね？
大手の葬儀会社では（すべてではありません）夜間はバイトが待機して電話対応します。故人様お迎えは契約している専門会社が行きホールまでお連れいただきますので、正社員は勤務時間開始してからバイト社員から引き継ぎを受けます。
正社員はバイトが対応できない問題が発生した場合のために一応、事務所で待機はしています（休憩扱い）。
が勤務にはインターバルを置かないといけないという事もありますので、対応は相当難しくなってくるのでないでしょうか？（抜け道を探すのか）
当社は私がほぼ一人で対応しています（社員ではないので働き方改革は該当なし）ので、何一つ変わりません。
いずれにしても、労働環境の問題や人口減少（労働人口減少）の問題は今後も続く事もありますので、葬儀業界も相当大きな変革が求められる時代になってくるでしょう。
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