奇妙なペット葬について

ペット葬と言う言葉を最近耳にされる方も多いのではないでしょうか?ペットブームと言う事もありわが子同然に犬や猫と一緒に生活されている方(世帯)が年々増加しているらしいです。中には実の息子(娘)よりかわいいという方もいらっしゃるくらい固い絆で結ばれているようです。

そんな固い絆で結ばれたペット(家族)が亡くなると人が亡くなった時と同様の悲しみが溢れ出す事もあり、中には盛大なペット葬を執り行う事もあるそうです。

しかし、お葬式というものは生き物の為だけではないようです。2015年に千葉県いすみ市の日蓮宗光福寺で「AIBO葬」が執り行われたそうです。その後も毎年執り行われているそうです。  著者 鵜飼 秀徳 氏「ペットと葬式」より

AIBOと言うのは、ソニーが開発したロボット犬になります。ただ機械で同じ動きを繰り返すおもちゃ犬ではなく、プログラミングで、AIBOが様々な事を「学習」して「成長」していきます。

AIBOと長く生活していくとまるで本物の犬を飼っているような感覚になり愛情が湧いてくるようです。
しかしAIBOは機械なのでいつか故障します。当時ソニーは業績悪化のタイミングもありAIBOの販売も中止され次いで修理・故障の対応も中止になってしまいました。

ところが、故障修理を希望される方があまりに多かった事があり、退職した元ソニーの技術者がAIBOの故障修理を受ける会社を立ち上げ大変喜ばれたそうです。

当時、面白い話があります。それはあるAIBOの故障修理を請け負った時に動かなくなった部分の修理はもちろん外観の傷なども修理しキレイに直してお返ししたところ、修理依頼者から連絡が入り「この子はうちの子じゃない」とクレームが入ったそうです。

要は修理依頼者にとってAIBOは単なるロボット犬ではなく「家族の一員」となっているので、塗装の傷や曲がったところも個性になるわけです。

それ以降、修理する場合はただ単にキレイに直すのではなく「個性を残す」と言う事を実施されたそうです。

この事からして、人間と言うのは生物にたいして愛情をもつのではなく、自分と深く係ったものに対して愛情が湧く性質があるようです。

AIBO以外でいえば、長い期間家族や自分の為に走ってくれた愛車などがそうではないでしょうか?相棒になっている方も多いのではないでしょうか?

将来、人型ロボット?が当たり前になってきたとすれば、故障修理できなくなり処分しなくてはいけない時には、人間同様のお葬式をする「ロボット葬」が当たり前になるかもしれませんね。

お葬式業者が修理工場へ「故人(ロボット)のお迎え?」に行く日が来るのでしょうか?

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