高齢者施設で死亡したが長期間発見されず。

たまに起きてしまう悲しい出来事ですが、高齢者施設に入居しているのにもかかわらずお部屋で「死亡している」のを発見されるのに2週間かかってしまったという出来事があります。当然死後2週間経過していますので遺体の状態はお見せできる状態ではなかったと思われます。(お棺にテープが貼ってあったとの事)

施設に入居しているのに何故?このような事が起こるかと言う事ですが、実は高齢者施設と一言で言いましても種類がいくつもあります。例えば「要介護3の方以上」とか「要介護認定を受けている方」とか「自立の方も可」とか入居条件に身体機能の条件が設けてあったり、介護サービス内容も違います。

事故があったのは、自立の方も入居可である「有料老人ホーム」になります。どのような方の入居が多いかと言いますと、高齢になり身体機能も衰えてきた事もあるので、何かあった場合に専門職がいるバリアフリーの施設にいれば安心だろうと言う方が多いようです。

このような方は、基本的に自立していますので介護サービスや見守りを必要とされません。もちろん施設内での食事をしてもしなくても自由です。ですから入居者様ご本人からの要望がなければ、お部屋に職員が伺う回数が極端に減少するという事です。

今回新聞に出ていた方はまさにそのような方で、食事も外でとっておられた方でしたので食堂などに定期的に来られる事も少なく定期見回りのご要望もないと事で死亡発見が遅れたという事のようでした。

お葬式の時は、お棺にテープが貼られており花入れなどの「お別れ」もできずに悲しい想いをしたとご親族様は書かれていました。

比較的元気でまだ体力にある自信のある高齢者のある方はなるべく人の世話にならないでおこうと言うお気持ちが強いようです。しかし高齢になるとご本人が思っている以上に身体の感覚(センサー)が鈍っています。

人間に携わっている5感全体が鈍くなっています。例えば実際は気温の高い部屋にいるのに暑いと感じなかったり、反射速度が低下しており、転倒時に頭部直撃したり、歩行時に足先が上がっておらずわずかな段差で転倒したり、危険な事を察知できなかったりとたくさんあります。

ですから、有料老人ホームなどへ入居する場合には入居者ご本人様の要望も尊重しなくてはいけませんが、ご本人様が気づいておられない身体機能の衰えを加味してご親族様より、なるべく職員の方の目につきやすいサービスを入れてもらう事が必要だと感じます。

将来、高齢者施設へ入居を考えておられる方は、ぜひ遠慮せずに施設のサービス(見守りサービスなど)受けてください。

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