「自分史」と言うものについて!

ある雑誌に「自分史」を書こうと言う記事がでておりました。
あなたの生き方を後世に伝えませんか?と言う見出しで書かれておりました。

自分の子・孫に対してメッセージとして書き留めたり、後世にルーツを伝えるにはとても良い手法だと感じます。
愚痴ひとつこぼさずいつもニコニコしていたおばあちゃんだったが、実は現役時代は日本初の〇〇の選手で大活躍されていたすごい選手だった!みたいな話をテレビでも見た事があります。

また後世にルーツを伝える事により「先祖を意識」するという気持ちにもさせられます。
このあたりまでだと、「自分史」と言うのは口頭では伝えられなかった事や伝えきれなかった事を書面に残し伝えていくことができるツールとしては本当に良いことだと思います。自分史を書くには昔を思い出し、場合によっては様々な事柄を調べ直したりと、自分の生きてきた証を掘り起こす作業でもあります。

最近では「自費出版」や「自費映像記録」と言うものもあり新聞記者などプロの文屋がサポートしてくれるプランもあるようですが、こちらは慎重にご検討いただければと思います。

その気を付けなければいけない理由とは
1.費用が高額である。
 プロが指導して出版までするわけですから、数百万円必要の場合が多いです。

2.思った通りに書けない
 出版する事を前提にプロが指導しますので、細かい表現に対しても修正が入ります。要は身内が見た時に個性が消されて
 キレイな文章になりすぎている可能性があります。

3.出版しても売れない事を覚悟してください。
 著名人など有名な方でもなかなか売れない時代です。まず書店に並ぶ事はありません。よほどの企画力や流通ルートを
 お持ちでないと在庫の山になるでしょう。ネット販売でもよほど有名な方でないと流通は難しいでしょう。

4.大事な時間が奪われる。
 この4番目が一番大事な事だと思います。自分史を書き始めるのはおよそ「定年後」時間に余裕が出来たタイミングになる
 方が多いです。プロに委託して自費出版を試みると本格的な作業になりますので、素人の作業スピードで行くと数年間を
 要する場合があります。しかも没頭してしまうと自分史が完成したころには体力も落ちており定年後と言うゆとりある大
 切な時間を執筆で無駄にしてしまう可能性があります。

よほどの有名人でない限り、見ず知らずの他人が「自分の歴史」に興味を持ってくれる事はほぼありません。
大切な時間とお金を使って自分史を完成させても売れる事はないと覚悟してください。

プロが修正した立派な文庫本よりも自分のペースでゆっくりと家族に向けてメッセージを書き残す方が、家族にとって印象深いのではないでしょうか。

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