自前葬?って本当にできますか?

昨今では、家族葬や直葬と言うプランのお葬式がとても多くなってきています。お葬式の規模が「小規模」している事ともう一つは、「低価格化」してきています。

お葬式費用に大きな費用を捻出できる方が少なくなってきている事と、インターネットの普及によりお葬式価格の相場や他社との相見積が簡単にできますし、お葬式の紹介会社までありますので自分に合ったお葬式会社を選択しやすくなってきております。

そういった低価格になってきている状況の中で、「自前葬」と言うさらに金額を抑える事の出来るプラン?が書籍にでていました。
書籍には、「自前葬」についてどのように進めていけばよいか、詳しく書いてありお葬式業者である私が見ても抜けなく書かれておりました。

ただ私から見て気になる点が2点ほどございましたのでご紹介します。

1つ目
書籍の中では、手間がかかる分だけ安く済ませる事が出来ると書かれており、合計金額が50万円程になっていました。
この50万円には、お葬儀に関する道具・備品+会館使用料+僧侶費用+食事費用+火葬代などすべて入っています。
搬送費用は、自家用車を使う事になっていますので0円になっています。

私は、これを見て感じたことは50万円って全然安くないなと言う事です。当社でもこの金額内で収める事は十分できます。
葬儀社に任せた場合、ご葬家様は最低限の手間で済みます。

2つ目
自分の大切なご身内が急に亡くなられたような状況で、落ち着いてお葬式の段取りが実際できますか?と言う事です。病院などからマイカーで故人を自宅に連れて帰る事はできますが、安置した後に故人のどの部分にどれくらいドライアイスを当てればよいか?もちろん直接ドライアイスを当ててはいけません。ドライアイスの当て方が悪ければ、変色する可能性もあります。

死亡届は役所に持っていけば、比較的簡単に手続きしてくれますが死亡した場所、故人の住所、届出人の住所などによって死亡診断書を持っていく市役所が違います。

その後、式場・僧侶手配・火葬予約・食事の予約とスケジュールを組んで手配しなくてはいけません。
火葬場内にはいくつかの火葬炉があり、時間に合わせ次々とご葬家様(霊柩車・マイクロバスなど)が来られお別れしますので、火葬の予約時間はきちんと守らないといけません。

告別式の時間などをきちんと組んで、移動時間も考え僧侶と打ち合わせをしておかないと火葬予約時間を守れません。
ちなみに火葬場へは、早めに行くこともできません。火葬場への入場時間は基本的に厳守です。

などなど、細かく段取りを上げていけばきりがありません。もう一度書きますが火葬場へは、1日何組ものご葬家様が時間厳守で火葬に来られますので、時間をきちんと守れないと火葬場職員と他のご葬家様にも大変ご迷惑をおかけします。

その他、様々な経験によるノウハウが必要になってきます。
結婚式のように準備に数か月間かける事が出来ません。即日段取りしないといけません。

長々と書きましたが、書籍には自前葬のやり方が書かれていますが、実際に「できますか?」と言う事ですね。

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