自殺された方のお葬式について思う事。

残念ながら、現在日本では毎年2万人以上の方が「自殺」されております。未成年者の自殺者も増加しており大変心苦しいお話になります。当社も数は少ないですが自殺された方のお葬式を執り行った経験が御座いますのでお話したいと思います。

ご自宅で亡くなられた場合は、まず警察が死因を特定する必要がありますので、医師による解剖が必要になります。場合によっては遺族のもとへ遺体が返されるまでに数日かかる場合もございます。

私ども葬儀会社が遺族様からお電話を頂き故人様をご自宅にご安置できない場合は、警察署へ故人様をお迎えに行き自社でお預かりさせていただきます。自宅安置が可能な場合はご自宅へ故人様をお連れいたします。

その後ご自宅での葬儀打合せとなりますが、ご親族様は意外と「平然」とされている場合が多くご高齢者が亡くなられた場合と同じような感覚でお葬式の打合せが進みますが、やはり内心は動揺されていますので、お一人様ではなく数名の方に同席していただき打合せをしていきます。理由は打合せ中はしっかりと対応していただけているのですが、後になって記憶に残っていないという事があるからです。

当社では、自殺された方のお葬式はすべて「直葬」になりました。親族(身内)だけでお別れしようという事になります。
しかし、故人様がまだお若い(現役で仕事しているような方)場合には、どこかで友人や職場の関係の方に情報が洩れてしまうとあっという間に情報(お葬式)が広まってしまい、ご自宅で身内だけでお別れし火葬場へそっと向かう予定だったのが、いつの間にか自宅前周辺に数十名の同僚の方々がお見えになっていた事もございました。

皆様より大変信頼されていた方というのがよくわかります。人生というのは本当に何が起こるかわかりません。

日本では「自殺」した場合には周囲に隠して「密葬」のような形式のお葬式を選択される方が多いと思いますが、誰にも声をかけないでこっそりとお葬式を終わらせてしまうと、ご親族様側もご友人関係側も歯切れの悪いお葬式になってしまう事があります。

出来れば、「直葬」でも皆様にお別れしていただき可能であればご親族様から参列していただいた皆様にご挨拶していただければ双方にとって納得したお葬式になるのではないかと経験上考えております。(心の整理がつきやすい)

※上記に示しました例は全てに当てはまりません。自殺の理由等によっては身内だけのお葬式の方が適している場合もございます。

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