故人様の両下肢を見ているようです。

ご親族様より「今先ほど、父(母)がなくなりましたのでお葬式お願いします」と言うご連絡をいただきまいたら、いくつかの確認事項をしっかりと確認させていただいてから病院などへお迎えに伺います。

私もできるだけ病院へ駆けつけて搬送担当者と一緒に故人様をお運びするようにしています。
その時に故人様の下肢(両足)を見てしまいます。

何故かと言いますと、当社(私)は治療院と介護事業を運営していますので、普段は歩行困難な高齢者(要介護3以上)の方と多く接しています。人間は2足歩行で歩くようになっていますので、腰が曲がったり、杖を使って歩行するようになると必ず負担のかかる場所が偏ってきます。その後歩行がさらに困難になると膝関節が拘縮したり、筋力が低下し浮腫が強くなったりと順番に症状が出始めます。血行不良で痛みも増します。

このような事情により故人様をお迎えに行きシーツに移乗させる時に無意識に両下肢を見て、両下肢の筋肉の状態、関節の拘縮具合、浮腫の状態、体全体の傾き具合、両手の指先(変形していないか)、そして抱えた時の重さで生前はこんな感じで生活していたのかな?とまるで治療の依頼を受け施術師と同行し患者様を問診している時のようになってしまいます。

たいていの葬儀担当者は、手早くシーツに故人様をくるんでストレッチャーでお運びするようですが、私は無意識に身体状況を見てしまっているようです。

ご親族様とお葬式の打ち合わせの時に、故人様の生前状況をお聞きすると私の想像と近かったりするので、お会いしたことがなくても、勝手に親近感が湧いたりしています。

もし、先々いつか私がお迎えに行かしていただいた時に、故人様をじっくりと見ている事があれば今回の記事を思い出してください。「こういう癖のある人なんだと」暖かく見ていただければ幸いです。
故人様の生前の身体状況の質問をしてくる葬儀担当者はいないようですので、私は少し変わっているようです。
お葬式はしっかりとさせていただきますのでご安心ください。

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