骨壺がなんで2つあるの?

火葬した後のお骨を収める壺を「骨壺」と言いますが、地域によって骨壺の大きさや数が違います。

大きくは関西地域と関東と2つに分かれます。関西と関東に分かれるラインも電力と同じ(60Hz帯と50Hz帯)の境目と聞いております。

まず違いなんですが、関西は本骨と胴骨の2つの骨壺に分かれます。「本骨」は通常分骨や手元供養の時に使用される直径2寸(6.5㎝)ほどの小さな骨壺で「喉仏」をお入れします。そして「胴骨」は5寸~6寸(直径15.5㎝~18㎝)くらいのサイズの骨壺を使用して部分収骨となります。

部分収骨とは、足元から頭部のお骨を少しづつ骨壺へお入れしますが、すべてのお骨は入れません(厳密には入りきれません)。残ったお骨は火葬場が責任を持ってお寺様へお渡ししているところが多いようです。

関東地域ですが、骨壺は1つになります。基本的に総骨収納となりますので、骨壺のサイズはかなり大きく8寸(直径25.5㎝)となります。私も、最初は関東地域でお葬式を学びましたのでこの8寸と言う骨壺には驚きましたが、当然関東地域にお住まいの方は当たり前になります。

骨壺と一緒に自宅へ戻る時には、喪主様が骨壺を足(大腿部)の上に抱えるようにして帰宅されますが、女性の場合は特に注意が必要で骨壺が重たいので痺れが来てしまう事があり、自宅へ到着し下車する時に、転倒しそうになる方もいらっしゃるとお聞きした事があります。

また。別の地域(四国だったと思います?)から関西のお葬式に来られた方は、関西式の部分収骨にも驚いておられまして、お聞きしますとその方の地元周辺では、関西で言う「本骨サイズ」1つだけが当たり前になっているので、胴骨にお骨を入れる事に驚かれておりました。

このように、骨壺一つとっても地域差があると言う事ですね。

また、昨今では「マイ骨壺」というものがあるようです。自分のお葬式はどうする事も出来ないが、自分が入る壺くらいは自分の気に入ったものにしておきたいと言う事です。ブランド品から自分で手作りするものもでたくさん種類がありますので気になる方は、早めにお葬式会社へ問い合わせてみては如何でしょうか?

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