2019/08/27
昨今では、寺院離れとか檀家離れと言う状況が進んでいます。原因は様々あると思いますが大きな原因は2つあると思います。一つ目は寺院と触れ合う機会が減ってきている事と二つ目はズバリ費用（檀家費用）の関係が問題になっているのではないかなと思います。
人は価値があると判断すれば、多少金額が高くても（無理をしても）手に入れたいと考えます。
日本はバブル崩壊以降不景気で労働平均賃金金額も下がり続けていると言われていますが、相変わらず人気のあるブランド品は売上を伸ばしています。
では、お葬式はどうなっているかと言いますと「直葬」が増加してきていると感じています。一部の記事では直葬が増加しているのはデマだと言う記事を拝見した事もあるのですが、自社だけの分析ではなく協力業者様（花屋さん・霊柩車など特殊車両運営会社さん）へ確認してもやはり、最近は「直葬」が多いねーと言われておりますのでほぼ間違いない傾向だと考えております。
寺院にとってみれば、直葬が増加すると言うのは死活問題ですよね。直葬は告別式を執り行いませんのでお寺様が呼ばれる事が少なくなりますので、寺院より「できるだけ直葬は止めて一般葬を薦めてください」と言うような内容の封書（案内）がよく送られてきましたが、葬儀会社は好んで直葬を提案しているわけではなく世の中の流れ（ニーズ）により直葬を受けていますので直葬をご希望されているご葬家に対して一般葬や家族葬を提案するのは難しい事になります。
直葬を選択される理由の多くは、参列者の数が少ないと言う事です（10名以下）ので、「告別式はいらないよ」と言われるケースが多く、炉前での読経もいりませんと言われるのがほとんどです。もちろん葬儀予算がないと言われる事も普通になってきました。
このような状況が寺院にもやっと伝わってきているのか、最近は低価格で永代供養を提供していただいたり、炉前の読経と永代供養がセットになっているようなプランも提案していただけるようになってきました。
永代供養までセットになっているのだったらと言う事で、直葬でも寺院様に来てもれえる機会が増えているように感じます。その後の各法要も依頼されている方も多いようですので、少し入口を変えて「価値がある」と思ってもらえれば需要はあると言う事が良く分かりました。
今後もお寺様と協力させていただきより指示されるプランを提案できればと思います。
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